「うちの子にもそろそろスマホを持たせた方がいいのかな…?」 そんなふうに悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。SNSやYouTube、ゲームなど、スマホには便利な機能が多い反面、使い方を誤ると依存・トラブルの原因になることも。
子ども用スマホで電話とラインだけしか使えないようにすることはできます!
本記事では、子どものスマホをLINEと電話だけにする方法定方法とおすすめ端末・SIMをご紹介していきます。
おすすめ格安キッズスマホの作り方
- 保護者のお古のスマホを用意する⇒0円
- お古のスマホを初期化する
- 格安SIM(おすすめpovo)と契約⇒基本料0円
- iPhoneはスクリーンタイム、Androidはファミリーリンクで制限する

povoは基本料が0円で、必要な時だけデータを購入(トッピング)していく格安SIMです。
トッピング無しでは速度が128kbpsに制限されサイトの閲覧などには時間がかかりますが
ラインのメッセージ送受信やライン電話は128kbpsでも使うことができます!
この制限が子ども用スマホには逆に好都合。
まったくの0円で使えるの?と思いますよね。
半年に1度は何かをトッピングする必要がありますが、データ追加1GB(7日間)で390円です。
これを年に2回行えば使い続けられます。
またローソンで0.1Gが月10回までもらえます。

我が家もこの状態で使っています。
子どものスマホのLINEと電話以外をブロックする方法
iPhoneの「スクリーンタイム」を利用する

設定手順
- 「設定」アプリ →「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」
- 不適切なアプリやサイトを制限
- 使用時間を制限し、LINEと電話のみ許可
Androidの「ファミリーリンク」を利用する

設定手順
- 親のスマホに「Googleファミリーリンク」アプリをインストール
- 子どものアカウントを紐づけて管理開始
- 使用アプリをLINEと電話に限定
ファミリーリンク実際に使ってみた

私はファミリーリンクを実際に設定していますが、1日の全体の利用時間であったり、アプリごとの時間の上限を設定できたりします。

アプリをブロックすると、数秒後に子どものスマホからアプリが消えます。
ためしにLINEをブロックしてみました。

ブロックを解除するとまた出てきます。
アプリ個別ロック
「AppLock」「S Secure」などのアプリで、LINEと電話以外を起動できないように設定するのも有効です。
おすすめのスマホ端末3選(LINE+電話向け)
1. 中古Android+格安SIM
スマホ本体は中古で購入しても良いですし、保護者の使っていないスマホも使えます。
子どもに新しいスマホは…ということであれば、保護者の方が新しいスマホに機種変更をして、前の端末をお子さん用にしても良いですね。
- 端末代を抑えやすい(保護者のお古なら0円!)
- ファミリーリンクで管理ができる
- 月額コストを大幅削減可能
2. トーンモバイル for docomo
for docomoですが、docomo回線を使うだけで、auやソフトバンクの端末も使うことができます。
東京都を含む九都県市から推奨されているキッズスマホで、自画撮り被害をAIで防ぐ機能なども付いています。
- フィルタリングと見守り機能が充実
- 通話とLINEが可能、その他は制限可能
- 月額1,100円〜

3. 楽天モバイル+iPhone SE(第2世代)
- 端末は中古で2万円前後
- LINE・電話のみ利用設定可
- 1GBまで無料(楽天回線)
おすすめの格安SIMプラン
プラン名 | 月額料金(税込) | 特徴・ポイント |
---|---|---|
povo 2.0(トッピング制)おススメ! | 0円〜(使った分だけ課金) | 月額基本料なし。必要な時だけデータ購入で無駄なし。 |
LINEMO ミニプラン | 990円(3GB) | LINE通話・トークがギガ消費ゼロで使い放題。 |
IIJmio 音声SIM | 850円(2GB) | 通信が安定。通話も問題なし。 |
mineo(マイネオ)音声SIM | 880円〜(1GB〜) | ジュニアパックは終了。通常プラン利用+端末やオプションで制限可能。あんしんフィルターオプションあり。 |
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VII) | 1,078円〜3,278円(従量制) | 楽天回線エリアなら高速使い放題。1GB以下は1,078円。 |
ワイモバイル シンプル2 S | 1,078円(4GB) | ソフトバンク回線でエリア広く安定。家族割でさらに割引可能。 |
格安SIMをさらに詳しく
- povo 2.0: 月額基本料は0円で、必要な時にデータ容量や通話オプションをトッピングで購入する形式です。例えば、24時間使い放題のトッピングが330円から利用可能です。
- LINEMO ミニプラン: 月額990円で3GBのデータ容量が提供され、LINEの通話・トークがデータ消費なしで使い放題です。
- IIJmio 音声SIM: 月額850円から利用可能で、通信品質が安定しており、通話も問題なく利用できます。
- mineo(マイネオ)音声SIM: 月額880円から利用可能で、ジュニアパックは終了していますが、通常プランを利用し、端末やオプションで制限をかけることができます。
- 楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VII): データ容量に応じて月額料金が変動し、1GB以下の利用であれば月額1,078円から利用可能です。
- ワイモバイル シンプル2 S: 月額1,078円で4GBのデータ容量が提供され、ソフトバンク回線を利用しており、エリアが広く安定しています。
povo 2.0をキッズスマホにおすすめする理由
基本料金0円:povo 2.0は基本料金が0円で、必要な分だけデータや通話のトッピングを追加するスタイルです。
電話番号の取得が可能:電話番号を取得できるため、LINEの登録や通話が可能です。
保護者による管理が容易:povo 2.0アプリを通じて、保護者が子どものデータ容量を管理できます。
最低維持費が安価:180日間で何かしらのデータトッピング購入が必要ですが、年間500円程度で維持することが可能です。
対応端末:au回線に対応したSIMロック解除済みのスマートフォンが必要です。
もらえる:ローソンで0.1Gが月10回までもらえます。子どものスマホにはこれぐらいで充分。
子どもにスマホを持たせるべき理由と課題
近年、防犯や連絡手段として小学生や中学生にもスマートフォンを持たせる家庭が増えています。こども家庭庁の「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によれば、小学生(10歳以上)の72.0%、中学生の95.3%がスマートフォンを子供専用として利用していると報告されています。※R06_速報_青少年インターネット利用環境実態調査_調査結果
一方で、SNSをきっかけにしたトラブル、ゲームへの依存、夜更かしによる睡眠不足など、スマホの使用による課題も深刻化しています。親が目を離した隙に不適切なコンテンツへアクセスすることも珍しくありません。
「LINEと電話だけ」で運用するメリット
スマホ依存やトラブルを防げる
ゲームやSNS、動画サイトへのアクセスを制限することで、スマホ依存やネットトラブルを未然に防ぐことができます。友達との連絡はLINEで十分というケースがほとんどです。
保護者が管理しやすい
使えるアプリが限定されていれば、保護者側も管理がしやすく、トラブルの芽にすぐ気づけます。また、スマホを「連絡手段」として割り切ることで、使用目的が明確になります。
通信費を節約できる
データ消費が多い動画やゲームアプリを使わないため、月1GB以下のプランで十分です。格安SIMと組み合わせれば、月額1,000円以下に抑えることも可能です。
年齢別の制限レベルの目安はこちら
学年 | 推奨機能 | 補足 |
小学生 | LINE・電話のみ | ブラウザ・SNSは完全制限 |
中学生 | LINE・電話+検索のみ | フィルタリング必須 |
高校生 | 一部SNS開放可 | 使用ルールを親子で設定 |
親子でルールを決めるのが重要
テクノロジーだけで完璧に制限できるわけではありません。 「夜は21時まで」「アプリの追加は親に相談する」など、親子で使用ルールを決めて、信頼関係を築くことが重要です。スマホは“渡す”のではなく“貸し出す”という意識を持つことで、トラブル防止につながります。
子ども用スマホのFAQ
子どもにスマホを持たせるのは何歳ぐらいからが良いかしら?
一般的には小学校高学年(10歳前後)から持たせる家庭が増えています。内閣府の調査でも、10歳以上の小学生の約7割がスマホを使用しています。目的や家庭環境によって適切な年齢は異なるため、まずは「連絡手段」として最低限の機能で始めるのがおすすめです。
LINEと電話以外を完全に使えないようにできますか?
はい、可能です。iPhoneなら「スクリーンタイム」、Androidなら「ファミリーリンク」を使えば、アプリのインストール・起動制限、使用時間の設定ができます。加えて「AppLock」などのロックアプリを併用すれば、さらに強固に制限できます。
通信料を安く抑えるにはどうすればいい?
動画やゲームを制限することで、データ使用量は最小限に抑えられます。LINEと電話だけの利用であれば、月1GB未満の格安プランで十分です。povo 2.0やLINEMOのミニプランなど、低コストで安定したサービスを選ぶと良いでしょう。
キッズスマホにしようかしら?という方はこちら
まとめ
子どもにスマホを持たせる際、「LINEと電話だけ」に制限する方法は、安全性とコスト面のバランスがとれた現実的な選択肢です。
設定や管理がしやすく、トラブルや依存を防ぐための第一歩として非常に有効です。今回紹介した設定方法やおすすめプランを活用して、家庭に合ったスマホの使い方を見つけていきましょう。